畑漆器店について / About HATA Co., Ltd.
畑漆器店は、石川県加賀市山中温泉にて「山中漆器」の製造に携わっています。
山中漆器は、山中温泉で製造される漆器のことで450年の歴史があります。石川県には「塗りの輪島」「蒔絵の金沢」「木地の山中」と呼ばれる漆器の3大産地があり、山中では古くから木地挽きの技術が発達し、ろくろ挽きでの木地生産量は日本一です。
1930年に畑卯之松が漆の手塗り職人として独立した後、二代目と共に漆器全般を扱う畑漆器店を創業しました。現在は漆器だけではなく、木地の質感をそのまま活かした木製品の製造と販売も行い、代々受け継がれてきた山中漆器の伝統を守りながら、山中漆器の新たな可能性を探しています。
伝統工芸と呼ばれるものは、その技法や技術の高さに注目されがちですが、日常生活で使われる道具をつくることに本質があると思っています。
そう考えると、時代の変化に合わせて形を変えていくことは必然だと思えるのです。
Hata Lacquerware Store is involved in the manufacture of "Yamanaka Lacquerware" in Yamanaka Onsen, Kaga City, Ishikawa Prefecture.
In 1930, Unomatsu Hata started his own business as a hand-painter of lacquer ware, and together with the second, he founded Hata Lacquerware Store, which deals with all kinds of lacquer ware.
Currently, we manufacture and sells not only lacquerware but also wood products that utilize the texture of the wood as it is, and is looking for new possibilities for Yamanaka lacquerware while preserving the tradition of Yamanaka lacquerware that has been passed down from generation to generation.